山梨市八幡地区
自社畑産シラー63％ メルロー37％
生産本数707本
ミディアムボディ

樹齢15年目となる一文字短梢シラーと、同じく自社畑のメルローをブレンド。フレンチオーク樽で8か月間熟成しました。

23年は高温乾燥の年で病気が少なく、例年潰れの多いシラーもサクサクと収穫できました。同じ畑のメルローも例年のBクラスが一程度熟したのでこのワインに採用しました。

棘のある深紅の薔薇、茸、チェリー、シダーなど野生的ながら凝縮感も感じられる香。やや硬質なタンニンを纏った野趣のある味わいで、鼻をくすぐる白コショウのニュアンスもゆっくりと現れます。若さを感じる酸が残り、今後の熟成にも期待がもてます。

鹿や牛スネなど脂の少ない赤身肉のグリルや煮込み、ひき肉のケバブ、フムスやファラフェルなどのスパイシーな豆料理、山羊のチーズなどと。
飲用適温16℃前後。無濾過生詰のため澱や酒石が沈殿します。


※HIKUMOについて：畑の益虫「クモ」と大いなる太陽（SOLEIL）をモチーフに　ヒクモ（陽蜘蛛または陽雲）と名づけました。自社畑産の欧州種を主体とした品種ブレンドのシリーズです。